2017年January03日

2016 田んぼクラブ 『しめ縄つくり 』

一か月ほど前になりますが、
収穫祭の後に、稲わらで『しめ縄』を作りました^^

田んぼクラブ しめ縄作り

田んぼクラブで育てたお米は
天日で干した後に、脱穀や籾摺りをして
『玄米』と『籾殻』と『稲わら』に分けられます。
全てに価値があり、有効利用されるので
捨てるものはありません。

今回は
その『稲わら』を使って『しめ縄』を作ります。


【 つくり方 】


① 素材の下準備

田んぼクラブ しめ縄作り
『稲わら』に付いている葉を
手櫛(てぐし)で全て取り除きます。
( 軍手をするとよいでしょう(^^)b )


田んぼクラブ しめ縄作り
乾いた稲わらの下部を揃えたら、
下の方を輪ゴムなどで束ねます。

次に、
しめ縄を綯い易く切れにくい状態にするために
その稲わらに(霧吹きなどで)水を吸わせ、
しなやかな状態にします。


田んぼクラブ しめ縄作り
更に、
丸太を切って作った台の上に置いて
湿らせた稲わらを回しながら
木づちでたたく“わら打ち”をします。

『吸水』も『わら打ち』も目的は
綯い易く切れにくい状態にすること。
花束を束ねる時に乾燥したラフィアを
濡らしておく下準備と一緒です(^^)b



② 縄を綯う(なう)

田んぼクラブ しめ縄作り
わらの下部を足で抑え、
手を一定方向に擦りあうようにして
拝むような気持ちで、心で縄を綯います。

構造的には
ルアー釣りなどでラインシステムを組む際に
ダブルラインを撚ってツイストにする構造と
概ね一緒です。
2本のラインの根本を結んだ状態で
2本のラインをそれぞれ同じ方向に
同じ程度捩じると、
自然とツイスト状に絡み合います。
その原理と同じなので、
撚ってから上部を結び留めれば、
しめ縄の撚りも戻ることはありません。

ただ、釣りで使うラインと違い難しい^^;
長さがまちまちな短い藁を使ってること、
それらを纏めた時に厚みがでること、
があるがゆえに、慣れていないと
手の中でばらけてしまい難しい。



③ しめ縄完成

田んぼクラブ しめ縄作り
これは少し太いでしょ!?
この太さくらいになると
僕一人では綯うことはできません。
息子と協力して二人で綯いました。

縄を長くする継ぎ足しの技法は
まだ僕には難しく、今回は継ぎ足さないで
シンプルに縄を綯いました。

そうそう、
用途によって捻じる方向も違うようなので、
ご自身で作る時は注意してみて下さい。


田んぼクラブ しめ縄作り
丸めるとこれくらいのサイズになります♪
玄関扉に飾れそう^^


④ しめ縄飾りつくり

田んぼクラブ しめ縄作り
上記の材料に正月オーナメントを少々加え
しめ縄飾りを作っていきます。


④ 飾りつけ

田んぼクラブ しめ縄作り
自宅の玄関扉に飾りました。

僕のウチの玄関扉には、
飾りを掛けれるような小さなフックがもともと
装備されているので、そこに掛けています。
そのフックにしめ縄飾りを掛けられるように
予めワイヤーで作った輪をしめ縄飾りに
組み込んで作ってあります(^^)b

フックが無い扉に飾りたい時は
バックナンバー
http://blog2.hibiyakadan.com/page.jsp?id=16014165
⑤ 【 セッティング 】を参考にしてみて下さい。



今回は
自分たちが作った無農薬の稲から、
手作りで『しめ縄』をつくり、
それを使った『しめ縄飾り』をつくりました。

そんな体験もできる『田んぼクラブ』と
『世話人さん』に心から感謝しています。

本日のTP!(Takashi Point !)


作るポイントは下準備と綯う技術。
あとは藁(わら)を手に入れて、
とにかくつくってみること(^^)b
けっこう楽しいですよ♪