日比谷花壇シニアデザイナー福井崇史が
日常の中でのお花の取り入れ方や楽しみ方をブログを通じてお伝えします!
2013年May26日
ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。オンライン販売の各種ギフト商品をデザインするかたわら、音楽と花のコラボレーション・パフォーマンスといった分野でも活躍し、花文化の啓蒙に努めている。その作風は緻密にして繊細。単に美しいだけではなく、見る者の心に響き、思わず笑顔がこぼれるような作品創りがポリシー。特別な想いが吹き込まれた花々には、視覚的な美しさを超えた感動がある。
母の日の忙しさを理由に
ブログを少しお休みしていました^^;
今、お花屋さんの店頭ではシャクヤクが賑わっていますよっ♪
それもそのはず、今がシャクヤク(Rose of May)の旬です。
↑
開花するにつれて華やかで優雅な花姿を現すシャクヤク。
その名前の由来は
『綽約(しゃくやく)』から来たと言われています。
( 綽約 :「 しとやかで美しい 」の意味 )
フランスでは「聖母のバラ」、スペイン・イタリアでは
「山のバラ」と呼ばれているシャクヤクですが、
ヨーロッパではRose of May(5月のバラ)とも称され、
初夏を飾る花として広く愛されています。
( ヨーロッパでは美しい花をバラに例えて
「 〇〇のバラ 」と呼んだりするそうですよ(^^)b )
↑
ちなみに上の画像(2枚)の芍薬はルーズベルトという品種で、
ロージー・グリーンの豪華な香りとふんわりしたカップ咲きが魅力♪
バラって呼ばれるのも頷けますね^^
蕾の時はゾウゾウ君くらいでしたが、
開花してみるとその何倍にも大きな花姿となります。
簡単に飾れて、尚且つ長持ちし易いように
グラスに一輪だけゆったりと飾ってみました^^
期間限定『 芍薬 』
↑
品種は指定できませんが、ご自宅でも使い易い
中輪系のシャクヤクをご用意させて頂きました。
本日のTP!(Takashi Point !)
【 堅いつぼみを上手に咲かせるには 】
①葉っぱを概ねとり、茎を斜めにカットしてから
素早くお水に浸けてあげてください。
②つぼみに霧吹きで水をかけて湿らせてから
つぼみに付いている蜜を布巾でふきとってください。
③人間が涼しいと感じる程度の温度に置いて
ゆっくり咲かせてください。
その時、花が隣の花などに触れない程度に
ゆったりとさせて開花をお楽しみください。
④茎は短く、花はゆったりしたスペースで飾り、
水はこまめに変えて新しくしましょう。
これだけで、より美しく、より長く楽しめます!