日比谷花壇シニアデザイナー福井崇史が
日常の中でのお花の取り入れ方や楽しみ方をブログを通じてお伝えします!
2016年October30日
ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。オンライン販売の各種ギフト商品をデザインするかたわら、音楽と花のコラボレーション・パフォーマンスといった分野でも活躍し、花文化の啓蒙に努めている。その作風は緻密にして繊細。単に美しいだけではなく、見る者の心に響き、思わず笑顔がこぼれるような作品創りがポリシー。特別な想いが吹き込まれた花々には、視覚的な美しさを超えた感動がある。
先週になりますが、田んぼクラブで育てた
お米の稲刈りをしてきました^ ^
いつものように
鶴見川沿いのサイクリングロードを
僕は歌を歌いながら自転車に乗って
息子と田んぼに向かいます。
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その途中には
コスモスなどの可愛らしい花々が
所々で健気に咲いています^ ^
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この子はマルバルコウソウかなぁ。
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花と心地の良い風で秋を感じながら、
自転車で走っていくと田んぼに到着♪
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今年は稲が黄色くなるのが少し遅いので、
刈取りも例年よりも少し遅めでしたが、
今年も沢山実りました♪
皆さんはご存知かもしれませんが、
ただ単に苗を田んぼに植えただけでは
こんなに沢山実りません。
鳥に抜かれた苗の追加や、雑草とり、
お水の管理などをマメにやって下さった
世話人さんたちのおかげです。
稲は刈った後、束ねてしばらく干します。
今回は刈った稲を麻紐で束ねずに、
藁を使って束ねる方法を
世話人さんに教えてもらいました。
【 藁を使った束ね方 】
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ラフィアで花束を縛る時のように、
最初に藁を湿らせて切れにくくしたら、
縛りたい部分を一周させ、
クロスしたところで、左右に締め上げます。
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緩めずに、そのまま藁をねじり上げます。
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ねじり上げた部分の藁を
そのまま上へグッと引っ張ると、
稲の束とねじった藁の間に
小さな三角形の隙間が出来ます。
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ねじった部分の藁を
ねじったまま2つ(半分)に折り、
折り目の部分を三角形の隙間に差し込み、
ねじった部分の半分ほどまで通したら
稲束の完成です。
( 藁を使った束ね方−終了 )
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今年の稲刈りは
スケット(知人)が来てくれましたー♪♪♪
農家の方ではありませんが、
ご自身でも米作りをされているだけに、
刈って束ねる作業もとても手際がいい!
遠くから来てくださり感謝です^ ^
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人数が少ないので、
序盤から世話人さんがバインダーを発動!!
人間技とは思えないスピードで
稲を刈りながら次々と束ねていきます。
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束ねられた稲の名は「 さとじまん 」
一粒一粒のお米が少し大きく、
もちもちした食感のお米で美味しいです^ ^
国の研究所が暖かい地域の水田で
おいしいお米ができるように改良して
つくったお米だそうですよ。
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その束ねられた「 さとじまん 」を
アルミパイプで作った はざ に
一束ずつ丁寧に掛けていきます。
人出が少ない時もチームワークが大切♪
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束ねられた束の結び目を起点として
束を✖️の形になるように開き、
はざに掛けていくと
抜け落ちにくくなります。
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頭に藁がかかっても気にせず、
結び目付近までしっかり掛けたら
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束と束の隙間が埋まるように
一束掛ける度に押して詰めていきます。
詰め過ぎると乾きにくいので注意ですが、
多少詰めることで風にも飛ばされにくく
なっているようです。
稲はこのまましばらく干して、
米の水分量が25〜30%程度になるまで
乾燥すさせるそうです。(それから脱穀)
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皆んなで力を合わせて
田んぼの稲を全部はざ掛けしたら
今日の作業は終了です♪
稲が刈られた田んぼで、世話人さんに
息子がバインダーの使い方を
教えてもらっていました☆
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田んぼで弁当を食べたら
帰りもやっぱり自転車で^ ^
のどかな川沿いも開発が進んでいます。
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路傍にはお花。
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川辺には鼻がムズムズするブタ草もあり
秋色を添えてくれます。
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鶴見川もなかなかいいもんだ^ ^
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赤い星型の小さな花(ルコウソウ)や
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ススキも咲いて、
ほのかにひんやりする風を切って
秋を走るのもまた気持ちがいい。
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今年の稲刈りも良い一日となりました。
皆に感謝!!
本日のTP!(Takashi Point !)
稲束を藁で束ねる時、
藁を湿らせてから使いますが、
花束を束ねる時に使うラフィアも一緒(^^)b
乾燥したまま使うと、きっちり結べなかったり
ラフィアが切れてしまうので、ご注意ください。