日比谷花壇シニアデザイナー福井崇史が
日常の中でのお花の取り入れ方や楽しみ方をブログを通じてお伝えします!
2013年April22日
ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。オンライン販売の各種ギフト商品をデザインするかたわら、音楽と花のコラボレーション・パフォーマンスといった分野でも活躍し、花文化の啓蒙に努めている。その作風は緻密にして繊細。単に美しいだけではなく、見る者の心に響き、思わず笑顔がこぼれるような作品創りがポリシー。特別な想いが吹き込まれた花々には、視覚的な美しさを超えた感動がある。
こんにちは。
少し気が早いのですが今日のネタはズバリ『 母の日 』です。
今回は母の日の定番花『 カーネーション 』に感謝の気持ち
を込めて『 ありがとうウサギ』を作ってみました~。
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何故ウサギかと言いますと、、、かわいいからです(笑)
プードルでもネコでもベアでもリスでもお好みでOKです。
かわいい動物やお花は見てるだけでも癒されますから、
これを見たら忙しいお母さんも癒されるのではないかという
メチャクチャ単純な発想です^^;
実は当社デザイナーにもウサギ好きが多く、
今回はそんなウサギ大好きデザイナーのうちの一人である
筧デザイナーにカーネーションでウサギを作るコツを教えて
もらい実際に作ってみました^^
【 カーネーションで作るありがとうウサギ ~作り方~ 】
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先ずは材料を準備。
お花(スプレーカーネーション ライトピンク、その他小花、グリーン)
資材(器、吸水性スポンジ、フエルト ピンク、紙粘土 ダークブラウン、
ワイヤー#26~24 裸5本 地巻1本、)
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材料が揃ったら、これから目、鼻、耳、尾を作ります。
サイズはお好みで調節してOK。
予備が有れば後から調節可能なので、あまり難しく考えずに、
楽しみながら作っていきます♪
目はお手持ちのボタンなどで作ってみても良いかと思います。
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耳はフェルトで 写真左→写真中→写真右 の工程で作りますが、
少し立体感を出せるように舟形にワイヤリングするのがPointです。
目は紙粘土を丸めて裸ワイヤーに付けて作ります。
鼻と口は繋がっています。まず地巻ワイヤー(茶)で口を作り、
そのすぐ上に紙粘土で作った鼻(逆三角おにぎり型)を
取り付けたら鼻と口のパーツ準備の完成です。
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パーツの準備ができたら、顔となる花から挿していきます。
四リンを写真のようにまとめてからフローラテープで巻いて
一つにまとめてから挿すと簡単です。
( お月見お団子を4つ使って二段に重ねる感じに )
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⑤が出来たら挿していきます。( 正面斜め上からの写真 )
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顔の後ろに体となる花を、
顔の手前下に手となる花を挿していきます。
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横から見るとこんな感じ。(左が頭、その下が手、右側が体)
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後方(お尻の方)から見るとこんな感じ。
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そこに丸い尾を付けます。
お尻と尾が同じ色だと判りにくいから
尾は丸い白い花(今回はソラフラワー)をつけてみました。
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最初に準備しておいた目、鼻&口、耳をカーネーションに付けたら
一気にウサギっぽくなってきました♪
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周りにお小花を飾って完成!
( ※ このウサギのアレンジメントは商品ではありません。)
母の日のプレゼント・ギフトは、やっぱり定番のカーネーション。
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ウサギのアレンジメントはありませんが、こちらには花束や
アレンジメントや鉢などのいろいろな商品がありますので
ぜひクリックして覗いてみてください^^
本日のTP!(Takashi Point !)
スプレーカーネーションで作るウサギのポイントは四つ。
①『 顔 』 ②『 体型 』 ③『 耳 』 ④『 感謝の気持ち 』
① 配置だけでもカナリ印象が変わります。
② 体はディフォルメしつつも頭部、体、尾の3つで構成。
それぞれ球体(半球体)をイメージして作る点がTP。
今回は頭部4リン、体16リン、尾1リンで作りました。
球体と球体がつながった部分(首や尾骶骨)がしっかり
クビレるように作るとウサギっぽくなりますよ(^^)b
③ ウサギのアイデンティティーとも言える耳はワイヤリング
する際に、浅い舟形にすることで立体感を出すと
耳の雰囲気が出てきます。
④ 見た目の綺麗さよりも
ありがとうといった感謝の気持ちを込めて作ると
より喜ばれることと思います♪